著者:大槻ケンヂ [角川文庫]
オーケンの自伝的青春小説。等身大、リアル、泣ける。名著です!
自意識過剰のかたまりで趣味(映画、音楽、小説)に逃げた輩は必読。
著者:山崎豊子 [新潮文庫]
再建を図る国民航空。がしかし、私利私欲が絡みドロドロに。
まさに善と悪の戦い。政治的過ぎて面白みに欠けます。
著者:山崎豊子 [新潮文庫]
丹念な取材による圧倒的なリアリティー。心震えるルポ的小説。
日航上層部の誠意ない対応には不快感。焼けずに残った遺書には涙。
著者:山崎豊子 [新潮文庫]
報復人事で中東・アフリカを10年間もたらい回しにされる恩地元。
不健全企業の悪意に満ちた不条理。信念を貫く人間の尊さと、その強さ。
著者:リリー・フランキー [河出文庫]
毒にも薬にならないクスッと笑えるエッセイ集。
エログロなんだけど、彼の知性とユーモアがそれを素敵にリカバー。
著者:東野圭吾 [角川文庫]
娘が強姦のあげく殺された。父親は復讐のために犯人を追いかける。
遺族の復讐と少年法がテーマ。ちょっと表面的、もう一歩踏み込んでほしかった。
著者:東野圭吾 [集英社文庫]
恐るべき子供たちの成長を20年に渡って描く長編犯罪心理劇。
読み応え充分、これは後世に残る傑作の予感。とにかく満足。
著者:梁 石日 [幻冬舎文庫]
幼児売春、臓器売買。貧困と飽くなき欲望がモラルを破壊する。
重く過激、読むのが辛いほど。東南アジアの現実にショックを受けた。
著者:森田まさのり [集英社文庫]
不良高校生たちが、野球で更生して甲子園をめざす。
面白い!ドラマ化されるだけある。続きが読みたい。
著者:横山秀夫 [朝日文庫]
県警の庁舎と公舎で繰り広げられる卑しい情報戦。ある種の密室劇。
虚栄心と保身、キャリアと叩き上げ、組織と個人、悪しき警察の体質。
著者:高村 薫 [講談社文庫]
警察小説であり、ミステリーでもあり、新しい山岳小説かもしれない。
北岳でのラストには鳥肌が立った。自分の見た光景が小説で読めるとは!
著者:村上 龍 [集英社文庫]
妻子持ちのテニス狂が若い子と関係して輝きを取り戻す。
男という生き物のリアルな感情をギラギラした視線で魅せる。
著者:坂田信弘、中原 裕 [小学館文庫]
駅伝にすべてをかける若者たちと、それを取り巻く大人たち。
これは成長の物語。走りたくなる!島で生活したくなる!胸が熱くなる!
著者:本多孝好 [双葉文庫]
処女短編集。全五話収録。第16回小説推理新人賞受賞。
清潔感のある文体、ちょっと気障すぎる。まぁ、普通。
著者:郷田マモラ [双葉社]
新人刑務官と死刑囚たちの物語。文化庁メディア芸術祭大賞受賞。
死刑制度の是非を正面から問う。読了後、考え込んでしまうこと必至。
著者:殊能将之 [講談社文庫]
ハサミを使うシリアル・キラー。犯人自身が模倣犯を追う。
緻密に計算された構成。主観と客観の狭間に貴方はぜったい騙される。
著者:新田次郎 [新潮文庫]
美人アルピニストとその旧友に翻弄される二人の山男。
山岳小説というより恋愛小説。ドロドロと絡み合う四画関係。
著者:奥田英朗 [講談社文庫]
災いが不幸を呼び、不幸が選択を鈍らせる。お先真っ暗出口なし。
追い詰められる群像劇。分厚い本だけど一気に読めた。オモロイ。
著者:三崎亜記 [集英社文庫]
目に見えないものは実感が湧かない。それが戦争でも。
読んでる方こそ実感が湧かない。恋愛的要素はすごく素敵。
著者:伊坂幸太郎 [新潮文庫]
父違いの兄弟。連続放火事件を巡って兄弟の心がぶつかり合う。
会話のテンポ、比喩の使い方、村上春樹の模倣としか思えない。
著者:雫井脩介 [双葉文庫]
メディアの恐さを知りつつ、それを利用して犯人と対峙する捜査官。
クライマックスの追い込みは圧巻。心拍数は上昇、目頭も熱くなる。
著者:村上 龍 [集英社文庫]
1969年に作者は高校三年生だった。可笑しくて楽しい青春小説。
村上作品としては珍しく毒素がなかった。自伝としても興味深い。
著者:真保裕一 [講談社文庫]
偽札造りに人生を懸ける男たち。山本周五郎賞受賞の長編サスペンス。
緻密なディテールは評価に値する。子供騙しの軽い文体は好みじゃないが。
著者:村上春樹 [新潮文庫]
不思議な偶然に導かれ、それぞれが体験した五つの奇妙な物語。
春樹の文章は優しい。彼が用いる数々の比喩は時として僕を癒す。
著者:夢枕 獏 [集英社文庫]
ヒマラヤを舞台とした人間ドラマ。壮大なスケール!
読んでいて心が震えた。山岳小説のマスターピース。
著者:東野圭吾 [文春文庫]
オカルト的な題材を科学的に解明・解決する全5話収録。
「探偵ガリレオ」シリーズの2作目。キャラに深みが出てきて高感度アップ。
著者:横尾忠則 [文春文庫]
ビートルズ、三島由紀夫、LSD体験等に触発され彼はインドへ。
ドラッグレスによる自我の発見を推奨する旅行記は新鮮だった。
著者:沢木耕太郎 [幻冬舎文庫]
「暮しの手帖」の映画評とそれに付随したエッセイを合わせた本。
未見の作品が結構多かった。彼の文章を読むと観たくなるから不思議。
著者:山田悠介 [幻冬舎文庫]
西暦3000年、全国500万人の佐藤さんを皆殺しにせよ。
弱冠二十歳の素人が自費出版でデビュー。驚くほどに稚拙な文章。
著者:新田次郎 [新潮文庫]
実在の登山家、加藤文太郎の短い生涯を情熱的に綴った物語。
なぜ人は山に登るのか?その答えがここにある。登山家のバイブル!
著者:村上 龍 [文春文庫]
「最後の家族」とは正反対な引きこもり青年の物語。
支離滅裂な展開と、トンチンカンな精神描写に辟易しました。
著者:東野圭吾 [文春文庫]
デカと物理学者のコンビが難事件を次々と解決していく。
読み易いけど、読み応えはない。面白いけど、パンチがない。
著者:沢木耕太郎 [幻冬舎文庫]
沢木耕太郎が自分自身の父を見つめ直す。
身内びいきの観は否めないが、親子の関係をドライに描いてる。
著者:井上 靖 [新潮文庫]
穂高でザイルが切れて死んだ親友。その真相を探る魚津。
恋愛、男同士の友情。山に人生を賭けた魚津は本物の男。
著者:村上 龍 [幻冬舎文庫]
引きこもり、家庭内暴力、リストラ、不倫...。
平凡な家族にふりかかる過酷な現実。再生へと向かうラストには好感。
著者:村上 龍 [集英社文庫]
「半島を出よ」の登場人物イシハラとノブエの若かりし頃の話。
若者グループとおばさんグループの殺し合い。凄まじいです。